アマゾンJapanにイギリスから返品するの、めちゃめちゃ大変!

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アマゾンジャパンの商品、以前から本は海外発送ができたのですが、最近、雑貨なども海外へ送られるようになりました。

でももし、商品が欠陥品で、送り返さなければならなくなったら・・・?

今回はそのような状況に陥りましたので、レポートいたします。

カリタのコーヒーミルがほしくなった。

ことの始まりはこうです。

2021年のクリスマス、日本人でクリスマスパーティーをしたのですが、そのうちの1人が、コーヒーの手引きミルを持ってきました。

こういうやつなんですけどね。

すごく小さくて、かっこよくて、「高かったんです」と言ってました。

で、その元スタバ店員のバイトくんが、楽しそうにコーヒー豆をひくわけですよ。手動で。

で、「私にもやらせて〜」って借りてやってみたら、これがまあ、おもしろい。

おもしろいっていうか、挽きごごちがいいっていうか、まあ、私もこれ欲しい!ってなりまして。

うちには電動のミルがあるから本来は全然いらないんですが、

人の持ってるものがなんでもほしくなっちゃうタイプなもので、さっそくAmazonで探してみました。

最初はアマゾンイギリスで探したんですが、まあ、高い。

日本で買えば数千円のハンドミルが1万円も2万円もします。

で、Amazonジャパンで探したら、2000円近い送料を入れても、商品によってはイギリスで買うよりずっと安かったのす。

えらいぞ、アマゾンジャパン!

ということで、色々みて、これがカリタの専門ブランドだし、安いし、デザインもかわいい!って気に入って、さっそく注文しました。

アマゾンのおすすめだし、レビューも3000以上あって4.5だし、間違いない!!って思うじゃないですか。

ところがところが。。。

これ、本来、上の黒い部分でひいたコーヒー豆が下の木製の部分にたまって、木の部分をくるくる回して下の入れ物の部分を取りはずし、挽いた豆を取り出す構造なんですが、私の手元にとどいたやつ、木の入れ物が全然回らなかったんです。

私は飲食店をやっているので、開かない蓋なんか何十回も開けてます。

カルピスや日本酒なんか糖分が多い蓋はあたためるし、ジャムの瓶ならゴム手袋するし、なんなら開かない蓋を開ける用の専用のオープナー的なものも持っているんですが、専用器具を使っても開かない。

なにか間違っているのかな、と、YouTubeで同じ商品の使い方を検索し、自分が間違ってないことを確認した後、

「みかちゃん、上の部分掴んで!私、下、掴むから!!」

と、大人2人がかりで、ミルの上と下を両手で掴み、体がよじれるほど力を入れましたが、やっぱり開きません。

せっかく日本から届けてもらったんだから開いてくれよ!開いてくれよ!!開いてくれよーーーー!!!😭と願いましたが、叶わず。

工具を使って無理矢理回せば開くのかな、とも思いましたが、もし返品するなら汚したり傷付けたりするわけにはいかないので、そこできっぱり諦め、きれいに箱に戻して送り返すことにしました。

海外から日本のアマゾンに返品するの、めちゃくちゃ面倒

ということで返品することにしたのですが、これが一筋縄ではいかなかった。

まず、アマゾンの海外からの返品ガイドラインによると、必ずDHL(運送会社。日本でいうヤマト運輸のような大手)の補償付きで返送してください、とのことでした。

返送料金はあとでアマゾンが負担してくれるのですが、とりあえず立替払いをします。

着払いは不可。

まずはオンラインでDHLの予約をします。箱の大きさを計り、重さをはかり、送り先の国を選びます。

そしてDHLのお店を街なかで見かけたことがないので、いったい荷物はどこに持っていけばいいんだろうとなりますが、少額を払って自分の家に集荷に来てもらうか、近くのたばこ屋さんみたいなところに持っていって無料で集荷してくれるか、みたいな感じでした。

やったことがないので、英語の説明を読んで、全部調べるの、結構大変です。

さてさて、やり方はわかったけど、これは保証がついているのかいないのか。

と、保証のところのリンクに飛んで、また英語の説明を読んで、一定額までなら補償付きで、自分の場合はその金額内に収まっている、ということを「指差し確認」。

オンラインでお金を払います。£46ぐらいだったので、日本円で7000円ぐらい。もちろん商品代金が含まれているわけではありません。返送料だけで7000円。

2580円の不良品を7000円かけて日本に送り返すのか、という虚無感はありますが、商品を送り返さないと最初の商品代金も返してもらえませんから、送るしかありません。

その後、その商品がどういうものかを示す、10桁ぐらいの「コード番号」的なものをDHLのサイトから探すのですが、これがまた大変。

ものすごく細かく分かれていて、同じ用途のものでも木製なのか、金属製なのかと材質によってもコードが違うし、木と金属が混同している場合はどっちになるのか全然わかりません。似たものでもキッチン用品なのか、他のものかで違う。何度も何度もやり直してこの商品のコード番号を探しました。

もし間違えたら、受取拒否とか違法輸出とかのトラブルになりかねないと思うと、気が抜けず、そうはいってもぴったりのコードが見つからず、気が狂いそうです。

何百個もありそうなコードを、30分以上かけてめっちゃ探したのですが、結局わからない。頭がぼーっとしてきたので、こんなのみんなが正しくできているわけはない!!という結論になり、とりあえず「キッチンで使う木製のお皿」につける用のコードを選びました。

ちなみに私はその昔、Yahooオークションというのをやっていたことがあり、イギリスから日本に商品を送ったことが何百回もあります。

ですが、日本に物を送ることにこんなに苦労をしたことはない。

ここでアマゾンへの返品を諦める脱落者がたくさん出そうだと思いました。

そして、梱包をしたら、今度は「カスタムフォーム」という、通関に使う用紙を2枚、箱の外に貼り付けてください、とあります。

この紙が、アマゾンの方でもDHLの方でも、全然違うレイアウトのやつが2枚ずつプリントアウトされてきちゃったので、どっちを使ったらいいんだろうと迷い、念の為どっちも、つまり4枚貼り付けることに。

あと、DHLのオンライン申し込みフォームに「返送先の電話番号」を入れる欄があり、それを入れないとDHLのページでエラーが出て先に進めないのですが、アマゾンのガイドラインには、返送先の住所が書いてあるのに、電話番号がどこにも書いてない。

なので、ここでも調べるのに一苦労。

Google検索でめっちゃ探したのですが全然出てこなくて、こんなに見つからないなら、いっそのことウソの電話番号を書こうかな、と迷ったぐらいです。

最終的には見つかったのですが、返送先に直接つながる正しい電話番号は、おそらく一般顧客向けでなく、業者さん向けにアマゾンが発行したのだと思われる、ネット上で見つけたPDF書類の中に書いてありました。

見つかった時に思わずガッツポーズをしたのは言うまでもありません。

あれですよ。

アメリカの兵士が穴を掘り、隠れていたウサマビンラディンを見つけ出した瞬間。

まさにあの映像が、私の脳裏に描かれました。

荷物を追跡すると「破壊されました」

こうして、やっとの思いで1月26日にこちらから送りましたが、その後、一向に届いた気配がなく。

追跡番号で調べると、ステータスが「日本で調査中」になっており、ぜんぜん進まない。

「無事に配達されました」という表記になりません。

その後、さすがにもうやばいだろうと、一昨日、3月16日にもう一度調べたところ、なんと荷物は”Destroyed”(破壊された)とある。

なんだよ・・・

誰が破壊したんだ?

あんなに苦労して、手間とお金をかけて疲弊しながら送ったのに、最終的に受けとりもせずに「破壊」するんですか?😭

ということで、アマゾンが破壊したのか、DHLが破壊したのかもわからないまま、3月16日、アマゾンのお客様センターにそのことを連絡しました。

アマゾンからはすぐに返信がきたのですが、商品代金の方は2月2日(破壊された日)にクレジットカードに戻しているということで、調べてみたら商品代金の約4500円は確かにその日付で戻っていました。

でもさ。。。

だったらその連絡くださいよ。。。

「ちゃんと返金してますけど?」みたいに言わないでほしいわ。(被害妄想?)

同じメールで返送した時の金額がわかる書類の写メを送ってくれと言われたので、DHLからきたメールのスクショを送ると、約7000円の返送料も即座に入金してくれました。

さすが、この対応はめちゃくちゃ早かったです。

気を取り直して、もういちど

ということですが、懲りない私は、この作業と並行して新しくミルを買っています。

今度はハリオ製。

かわいい。気に入ってます。

こっちだったら、ガラスにプラスチックの蓋だから、開かないってことはまずないはず(トラウマ)。

あとは、ガラスなので進捗状況がリアルタイムで確認できること、ガラスの瓶に別の蓋がついていて、保存容器として使えることなども決め手になりました。

ただ、気に入ってはいますが、コーヒー豆を手で引くの、やっぱり大変。

もう少し大き目のハンドミルはテーブルに置いたままハンドルが回せるらしいのですが、私が買ったような小さいタイプは軽いので、ハンドルを回すときに全体が動かないように手で押さえておかないといけません。

コーヒー豆を引くのは1-2人分でも数分かかり、最初は楽しいのですが、途中で飽きてくると永遠にハンドルを回し続けているようで、精神的にも疲れます。

底の部分に一応、すべりどめのシリコンがついているのですが、下に押し付けている手が疲れる。気がそれて力が抜けると、ミルがガクッと倒れて「あ!」ってなります。

いつも使っている電動ミルならブーンって、10秒ぐらい、手間いらずなのに。

それをスタバ出身の彼に聞いてみると、このタイプのミルはテーブルに置かず、宙に浮かせた状態で使うのだとか。利き手で上のハンドルを回しながら、もう一方の手は逆に回すと楽なんだと言っていました。

ふうん。。。

でもいいや、私は電動で。

ボタンを押して、ブーンってやって、味気なく豆を引き、楽チンでおいしいコーヒーを毎日飲みたいと思います。

ハンドミルなんかもういらない。

終わり。

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