化学調味料で舌がバカになっている?自然な材料でカンタン浅漬け

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日本にはおいしいものが溢れています。

2007年に欧米以外で初めてのミシュラン東京レストランガイドが出たときには、星つきレストランの数がそれまで世界一だったパリを抜いてトップになり、世界一の美食の国と世界から絶賛されました。

日本人の舌は他の国に比べてとても繊細、という人もいます。ファミレスも牛丼もおいしい。

でも、おいしいものが溢れる裏側で、世界と比べると日本は化学調味料まみれの食品が多くて、そのことをみんなそんなに気にしていない。

それが私はとても気になります。

何にでも味の素(グルタミン酸ナトリウム)が入っていて、日本人の舌はそのせいでバカになっている。

グルタミン酸ナトリウムは、お医者さんや専門家の間では「神経毒」と呼ばれて危険な添加物という認識らしいですが、積極的に調べないとそういう情報が入ってこない。

「グルタミン酸ナトリウムは体に悪いからなるべく減らしましょう」とか、世界では当たり前のことなのに、日本ではテレビでも雑誌でも絶対に言わない。

呼び方や食品のラベルの表記の仕方も「うまみ調味料」とか、「アミノ酸等」など、一定ではないし、あまり一般消費者が危険を感じないような書き方になっている。

イギリスではグルタミン酸ナトリウムはMSGと表記されますが、イギリス人は成分に対して敏感で、表記をよく読みます。

「Non MSG」(グルタミン酸ナトリウム無添加)とわざわざ表記してあるスナック菓子も多いです。たぶんフランスはイギリスよりも規制が厳しいと思う。調べたわけではないですが、フランスで買える食べ物の味からそんな気がしています。

私もお料理作るという職業がら、規制成分には特に気をつけなければなりません。

イギリスでレストランをやっていると、地方自治体からアポ無しでガサ入れがやってきて、うちで使っているものが基準にあっているか徹底的に調べられます。

二、三人でやってきて、何時間も居座って冷蔵庫開けたり、棚のものひっぱりだしたりするので、営業時間内だとめっちゃくちゃ迷惑。

そのぐらい、添加物やアレルギー物質に厳しいのです。

私はいま日本に住んでいないし、仕事で作った食べ物を食べることが多いので、日本に住んでいた頃と比べると化学調味料をとる機会が極端に減っていると思います。

なので、味の素の味に敏感で、日本の食品を食べると「うわ!味の素だ!」とすぐにわかるようになりました。

この味の感覚、日本を離れると徐々にわかってくるんですが、日本からきたばかりのバイトの子とかは、化学調味料の味にすごく慣れていて、味の素がたっぷりはいった漬物とかを、おいしい、おいしい、とめっちゃ食べる。

これが、私が思うところの、舌がバカになっている状態。

めちゃくちゃ不自然な味なのに、添加物の食べ過ぎでわかんなくなっちゃってるに違いない。。。

 

こう思うようになったもうひとつのエピソードがあるのですが、数年前、日本に帰ったときに、北海道から九州までまわって、各地のお土産屋さんで、毎日のように買おうと思った食べものの箱をひっくりかえして成分を読んでいたことがありました。

すると、多くの場合、私のところに店員さんがとんできて、「お客様、その商品の消費期限は〇〇までです」と言ってくるのです。

私は賞味期限を探しているのではなく、原材料に何が使ってあるか読んでいるのに。

つまり、私の「成分を読む」という行為がよっぽどレアなのか、店員さんは、それをしていると100パーの確率で私が賞味期限を探していると思うようなのです。

日本では、食べ物を買うときに原材料を見る人がよっぽど少ないんだな、と思いました。

日本全国津々浦々、北海道から九州まで。

ということで、心配になっちゃう、って話です。

 

さてさて、問題提起はこのくらいにして。

人間は自然で健康な食べ物を食べたほうがいいに決まっているので、簡単でおいしくて激安な浅漬けのレシピを。

材料 (野菜全部で2キロぐらい)

  • 小さめの白菜1個(大きいのなら半分)
  • 大根1本
  • カブ3-4個
  • 小さいニンジン1本
  • 小さいきゅうり1本
  • ラディッシュ 適当に 30個ぐらい
  • すり下ろしたレモンの皮 1個分
  • 生姜 親指ぐらいの大きさ、すり下ろしか刻んで
  • 蜂蜜 大さじ1(なければ同量のお砂糖でもいいし、いれなくてもいいけど、いれると味がまろやかになる)
  • 塩(できれば自然な海の塩で材料の2% ー 野菜1キロに対して20gぐらい。1.8%ぐらいまでは減らしてもいいと思うけど、あまり減らすと漬物が腐りやすくなる)
  • 重曹 小さじ1(なくてもできますが、あったほうが発酵がとても早く進むのと、酸性(不健康)に傾きがちな体をアルカリ性寄りにする効果も期待できます。)

作り方は、材料を全部食べやすい大きさに切って、混ぜて、密封した瓶などにぎゅうぎゅうつめるだけ。

いろどりをきれいにするコツは、白菜、カブ、大根などの白い野菜を半分以上にして、鮮やかな色違いのきゅうり、ラディッシュ、にんじんなどを、少なめに入れることです。色の強い野菜は少し小さめに切ります。そうすると、白の中にそれぞれの色の野菜が映えて、いい感じの美しい色になります。

漬けてからすぐ、「1時間後」ぐらいでも食べられますが、おすすめは発酵が進んだ3日目ぐらいからです。

発行が進んだ漬物は乳酸菌パワーもスゴイので、腸内環境の整え方がヨーグルトどころではありません。

気温にもよりますが、最初の3日ぐらいは冷蔵庫に入れずに、発酵をすすめ、3日ぐらいたったら冷蔵庫で保管して下さい。

漬物は発酵食品なので腐りにくく、2-3ヶ月は余裕で持ちます。

漬けると量が半分以下になって、すごい量の野菜を知らず知らずのうちに食べてしまうのでめっちゃ気に入っています。

塩分の取りすぎについては、いけないとか、本当はそんなにいけなくなくて、塩は体のために積極的にとったほうがいいんだとか、今では諸説ありますが、一応、塩分過多にならないように、ルイボスティーをたくさん飲んでます。

 

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