イギリスのオミクロン感染者数、ヤバい。

スポンサーリンク
スポンサーリンク

イギリスのコロナ感染者数、連日8万人越え

ここ1週間で、イギリスの感染者数の数は、過去最高値を記録しています。

それまでの最高記録だった2021年1月の1日5万7千人を大幅に通り越し、連日8万人越え。

やばくないですか?

 

ところがところが、死者数は今年の夏頃からあまり変わっていません。

感染から発病までは時間差があるので、まだ確実とは言えませんが、前回のデルタ株の時は、感染者の急増から数日後には死者数の増加も見えていたので、これがワクチン効果だと言われています。

もちろん、感染者数がもし10倍に増えればそれだけ重症者や死者が増えるので、楽観的ではいられません。

無症状の感染者というのがあるらしいですし、オミクロン株は過去一で感染力が強いことは間違いないので、感染したくない私は今、なるべく外出をしないようにしています。

以下、ボリス首相の1時間前のツイートです。

だいぶ意訳ですが、音声の全文をだいたいの感じで日本語にして下に載せています。

これをあえて日本の首相の言葉として聞いてみると、日本とイギリスのコロナ対策の違いが浮き彫りにされます。

本当はイギリスのボリス首相の声明ですが、あえて岸田首相の吹き出しにしてみますので、岸田首相の声明としてその違和感をお楽しみください。

英首相の今日の声明を全文日本語で

岸田首相のTwitterから写真をお借りしています。

繰り返しますが、岸田首相の言葉ではなく、イギリスのボリス首相の言葉から日本語に意訳したものです。

岸田首相
岸田首相

つい先ほどまで、内閣で何時間も話し合いが続いていました。

 

とても充実した内容でしたが、状況は大変厳しいという点で意見が一致しています。

 

どちらにしても、詳細にいたるまでバランスのよい議論だったと思います。

 

オミクロン株の感染者は国内で急速に広がっており、ロンドンでは入院患者が急速に増えてきています。

 

確実に言えるのは、万が一の対策を即座に実行したこと、つまり、急ピッチでブースター接種を進め、みなさんがなるべく早い時期に接種できるようにしたことが、正しい判断だったということです。

 

そして、考えるべきリスクと、不確かなことへの議論もありました。

 

まだわかっていないこととしては主に、入院している感染者の中にオミクロン株の保有者がどのくらいの割合でいるのかということ、また実施することがどのくらい厳しいものなのか、ブースター接種がどのくらい効果があるのかなどです。

 

これに関する一致した意見としては、今からデータを取り続け、何度も見直し、1時間単位で追跡していくのが重要だということでした。

 

そして、心苦しいのですが、今後さらなる対策を取らなければならない可能性があります。これは社会と、みなさんの健康、みなさんの国営病院を守るためです。

 

実行するとなったら躊躇せず行います。

 

ただ実行以前の今の段階で、みなさまにお願いしたいのは、どうか政府の指導を念頭におき、自分自身と、愛する人たちを守るために、生活に気を配ってほしいということです。

 

3回目のブースター接種をしていただきますよう、切にお願い致します。

 

ぜひワクチン接種をしてください。

 

今以上の緊急事態はありえません。

 

この国では、ブースターはおろか、最初のワクチン接種すらしていない人が、何百万人もいます。

 

そしてそのことが、大きな違いを生み出しています。

 

十分すぎるほどの証拠が出揃っています。

 

ワクチン接種を前向きにとらえてください。

 

まだワクチン接種をしていない方へ、ワクチンを打たない理由が、無関心であれ、なんであれ、あなた自身のため、あなたの家族のため、あなたを取り巻く社会のために、ワクチン接種が大切なことだと捉えていただくよう、心からお願い申し上げます。

 

どうか、3回目のブースター接種を。

ちなみに私は、オミクロン報道が出る以前、携帯に連絡があったイギリス政府のオススメ方法に従い、さっさとブースター接種を済ませてきました。1回目、2回目がアストラゼネカで、ブースターはファイザーでした。

イギリスで3回目のコロナワクチン打ってみた!

英国はコロナ検査キットを公園とかで無料配布

イギリスの政策は具体的で、わかりやすいので、国民のほとんどがとくに反抗したり、疑問を感じたりすることなく一致団結して政府の政策に従うのがあたりまえになっています。

もちろん、日本とイギリスでは感染数、死亡者数、重篤者数がだいぶ違うので、イギリスの政策が必ずしも日本向きとは言えません。

日本には日本にあった別の政策があるかもしれません。

日本とイギリスではPCRの検査数がだいぶ違うと言われています。

イギリスでは、公園などで検査キットを無料で配っており、自宅で15分ほどで結果がわかる簡易キットも、無料で医療機関に郵送でき、より精度の高いPCRのキットも、誰でも簡単に手に入れることができます。

 

コロナ検査キット

検査キットの手に入りやすさが、検査全体の数を多くし、イギリスの感染者数の数を大きく見せている、という見かたもあるようです。

そして、イギリスと日本で、感染した時の風当たりの強さが全然違うことも気になります。

イギリスでは、感染した時に犯人探しをしたり、その人を責めたり、咎めたりということがまずありません。

万が一感染した場合の風当たりの強さが、日本国民をお互いに苦しめ、コロナ検査から遠ざけているように思えてなりません。😢

国民をパニックにさせない、イギリス政府の粋なはからい

しかしかわいいですね、ボリス首相はいつ見ても。

どうやったらこんな困り顔になるのでしょう?母性本能がくすぐられます。

ちなみに、上記で赤字にした「さらなる対策」についてですが、クリスマス後に2週間程度の短いロックダウンをする、という具体的なウワサが流れています。

今までずっとそうだったのですが、イギリスではまずウワサが流れて、いつもあとでそれが本当になります。

不思議に思っていたのですが、どうやらそれがイギリスのやり方らしい。

急に発表すると国民がパニックになるので、まずはウワサとして徐々に国民に広め、すみずみまで行き渡ったところで国から正式なアナウンスをする。

そうやって国民のパニックや反発を避けているらしいです。

賢いというか、原始的というか。

でもひとまず、それでパニックが避けられているのは本当なので、人間の本能にそったやり方なのだと思います。

首相の心配をよそに、ショッピングを楽しむロンドン市民

ちなみにイギリス国民はというと、オミクロン株で感染者が爆発していることを完全に把握してはいますが、そのことをそんなに気にする様子はありません。

気にする様子がないというか、あえて「ガン無視」というか。

そんなことより、ロックダウンにならないうちに、去年できなかったクリスマスのショッピングと、クリスマスパーティーをおもいっきり楽しもう、というのが最大の関心ごとです。

「ワクチンは打ちますけども、パーティーもやらせていただきます!」みたいな。

私の私的な感想ですが。たぶんこれ、そんなに大きくズレてはいないと思う。

そんな、本日も過ごしやすい、ぎすぎすしてない、のうてんきなイギリス生活です。

以上です。😊

この記事がよかったと思う方、ぜひいいねボタンをお願いします。高評価の多い記事はこのブログ内でランキング上位に表示され、後から来た方が読みたい記事を探す際の参考になります。😊

コメント