ジリジリと生活に迫ってきた、イギリスのプラスチック政策

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紙のストローを使わないとダメ!というお客様からの圧力を感じ始めたのがちょうどコロナが始まる前ぐらい。

そうは言っても、スタバとかマクドナルドとかのあの透明な「全身プラスチックのお持ち帰りカップ」に、紙のストローをエイ!と刺して、ドヤ顔で地球を守るゼ!とか言われても、ちゃんちゃらおかしいよね〜と思っていました。

ところがところが。

最近、イギリスが本気出してきたのか、紙のパッケージをよく見かけるようになりました。

まずは牛乳。

イギリスの牛乳パックは、今までほぼプラスチックだったのですが、じわじわ紙パックに変わりつつあります。

これなんですが。

この牛乳パック、数週間前の売り初めの時は信じがたいクオリティで、漏れた牛乳で売り場が水浸し、買おうと思って手に取ると牛乳がビュウ〜っと吹き出して「乳搾りですかっ?!」ってレベルだったんですが、今はなんとかなっているようです。

パッケージが変わる時は、その商品が1-2週間市場から消える、ということがよく起こります。

この牛乳も、しばらくスーパーから消えてしまい、あれーっ??と思っていたら、出てパックが紙になって新登場した感じです。

そんなことがもう一つ。

「スポンテックス」っていう一番売れてる食器洗い用のスポンジがあるのですが、それが、最近どこにも売ってなくて、必死で探していたんですが、昨日やっとみつけた、と思ったら、これもパッケージが紙になっていました。

お肉のパッケージすら、紙を一部使って、「プラスチックを70%減らしました」的なメッセージが書いてあったりする。

うちのお店では、お弁当やお寿司のお持ち帰りはほぼプラスチックを使っていて、それをイギリス人のお客さんが嫌がる場合も多いです。

「プラスチックが多いわね!」と文句を言われることもありますし、「プラスチックに入れるなら買わない」という人もいます。

日系の仕入れ業者さんに何店舗か確認したのですが、お弁当のケースなどは日本からの輸入品で、それに変わる紙製品はいまのところない、とのこと。

ウーバーイーツのメニューの撮影至っては、プラスチック容器が禁止らしく、お持ち帰りの容器に入れてお弁当をカメラマンさんに渡したところ、「お皿に移してください」と言われました。

ということで、イギリスでは、プラスチックのお持ち帰り容器をお客さんが好まないので、遅かれ早かれ紙の容器に変えていかないといけない雰囲気です。

ちなみにイギリスのお札はここ数年で紙からプラスチックに変わったんですけどね。

あ、お札はいいのか。

ゴミにならないから。

イギリス人、お札をぐちゃぐちゃに使うので、鼻を噛んだ後のティッシュ状になったお札を指し出されることがあって、やだなって思ってたのですが、プラスチックのお札になってからはその問題はなくなりました。

あ、そうだ、クレジットカード。

クレジットカードのこと、イギリス人は「プラスチック」と呼ぶ人がいます。

そのうち期限の切れたクレジットカードもリサイクルするようになりそうですね。

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